ビジネスチャット選びの基準が変わる?2026年の3大トレンドとRocket.Chatの現在地

 島村 奉明

「うちのビジネスチャット、このままで大丈夫だろうか」——生成AIの業務浸透とデータガバナンスへの関心の高まりを背景に、そう感じ始めた情報システム担当者は少なくないはずです。しかし、次々と登場する新しいキーワードや海外発のニュースを追いかけるだけでは、自社に必要な判断基準は見えてきません。
本記事では、2026年に起きた3つの重要トピックを起点に、いま企業がビジネスチャット選定で押さえるべき視点を整理します。

対象読者

  • 情報セキュリティを強化したい情報システム担当者
  • 次世代のビジネスチャット導入を検討中の経営層
  • オンプレミス環境でのAI活用に関心がある方

課題

  • クラウド型SaaSのデータ漏洩リスクに不安がある
  • 機密情報を守りながら最新のAI機能を導入したい
  • 法規制に対応した安全な閉域網環境を構築したい

この記事で分かること

  • 2026年のビジネスチャットにおける3つの最新トレンド
  • Rocket.Chatのセキュリティの透明性と選ばれる理由
  • オンプレミスAIと閉域網がもたらす企業へのメリット

今後のツール選定において、自社のデータをいかに安全に管理・活用するべきか、具体的な視点を身につけることができます。

はじめに|ビジネスチャットが「道具」から「経営インフラ」へ

ビジネスチャットが「道具」から「経営インフラ」へ

はじめに、ビジネスチャットが「道具」から「経営インフラ」へと変化している背景について解説します。これまで多くの企業において、ビジネスチャットはメールに代わる手軽な連絡手段として導入されてきました。しかし、リモートワークの定着やデジタル化の進展に伴い、その位置づけは大きく変わりつつあります。ビジネスチャットは単なる連絡手段から、企業の意思決定や業務プロセスを根底から支える基盤へと進化しているのが現在の状況です。

単なるコミュニケーションツールからの脱却

数年前まで、ビジネスチャットは社内のちょっとした確認や挨拶などを交わすための、いわゆる「便利な道具」として認識されていました。しかし、現在では業務連絡だけでなく、ファイルの共有や社内システムの通知の受け取りなど、多岐にわたる業務をビジネスチャット上から完結できます。このようなデジタル化の進展は、総務省の情報通信白書から公表されているデータからも読み取ることができます。企業活動において発生する膨大なデータがチャット上に集約されるようになった結果、ビジネスチャットの停止は業務全体の停止に直結するようになっています。

2026年に向けた役割の変化と経営への影響

2026年に向けて、ビジネスチャットは企業の競争力を左右する「経営インフラ」としての側面をさらに強めていくと予想されています。セキュリティの確保やデータの適切な管理、そしてAI(人工知能)などの最新技術との連携が求められるようになっています。従来と2026年以降のビジネスチャットの位置づけの違いについて、以下の表でわかりやすく整理します。

比較項目 従来のビジネスチャット(道具) 2026年以降のビジネスチャット(経営インフラ)
主な役割 テキストによる簡易的なコミュニケーション 業務システムとの統合と意思決定の基盤
セキュリティ要件 基本的なアクセス制御 高度な暗号化やデータ主権の確保
拡張性 限定的な外部連携 AI(人工知能)や各種SaaSとのシームレスな統合

このように、ビジネスチャットは企業の根幹を支える重要なシステムへと変貌を遂げています。経営層はコストや使いやすさだけでなく、中長期的な経営戦略に合致するシステムとしてビジネスチャットを選定する必要があります。次の章からは、2026年のビジネスチャット選びにおいて重要となる具体的なトレンドについて詳しく解説していきます。

【トレンド①】Black Hat Asia 2026で判明したRocket.Chatの脆弱性はむしろ信頼できる透明性の証明

Rocket.Chatの脆弱性——「危険」ではなく「選ばれる証拠」

【トレンドBlack Hat Asia 2026で判明したRocket.Chatの脆弱性——「危険」ではなく「選ばれる証拠」について解説します。2026年のビジネスチャットのトレンドを語るうえで、セキュリティの透明性は欠かせない要素となっています。世界的なセキュリティカンファレンスであるBlack Hat Asia 2026において、Rocket.Chatの脆弱性が報告されたことは、一見するとネガティブなニュースに感じられるかもしれません。しかし、専門家の視点から見ると、これは高度なセキュリティを求める企業にとって信頼できるシステムであることの証明と言えます。

世界トップクラスの研究者が監査対象に選ぶという事実

世界トップクラスの研究者が監査対象に選ぶという事実について詳しく見ていきます。サイバーセキュリティの最前線で活躍する研究者たちは、世界中で広く利用され、かつ社会的な影響力が大きいシステムを優先的に監査の対象として選びます。Rocket.ChatBlack Hat Asia 2026で取り上げられたことは、それだけ世界中の専門家から注目を集め、厳しい目でソースコードがチェックされていることを意味しています。

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)が公開している情報セキュリティ対策の動向からわかるように、ソフトウェアの脆弱性は発見されること自体が問題なのではなく、それが隠蔽されたまま放置されることこそが最大の脅威となります。以下の表は、一般的なプロプライエタリ(非公開)ソフトウェアとオープンソースソフトウェアにおける、脆弱性対応の違いをまとめたものです。

比較項目 プロプライエタリソフトウェア オープンソース(Rocket.Chat)
ソースコードの公開状況 非公開(開発企業のみが把握) 公開(世界中の専門家が監査可能)
脆弱性の発見プロセス 内部監査や限られた外部診断に依存 世界トップクラスの研究者による継続的な監査
透明性 開発企業からの発表を待つ必要がある コミュニティを通じてリアルタイムに状況を把握できる

このように、外部の専門家から厳しい監査を受け続ける環境があるからこそ、潜在的なリスクを早期に洗い出し、システムの安全性を継続的に高めることができます。

迅速なパッチ対応とオープンソースならではの透明性

次に、迅速なパッチ対応とオープンソースならではの透明性について説明します。脆弱性が報告された際の対応スピードは、ビジネスチャットを経営インフラとして利用する企業にとって極めて重要な指標となります。Rocket.Chatはオープンソースの特性を活かし、世界中の開発者コミュニティと連携することで、脆弱性に対する修正パッチを驚異的なスピードで提供できます。

ブラックボックス化されたシステムでは、ユーザー企業は開発元からの対応完了報告を待つことしかできません。しかし、オープンソースであれば、どのような問題が発生し、どのように修正されたのかというプロセス全体を透明性高く確認できます。これにより、企業は自社のセキュリティポリシーに基づいた適切なリスク評価を実施できます。脆弱性を隠さず公開し、迅速に修正できる体制が整っていることが、2026年以降のビジネスチャット選定において高く評価される理由となっています。

【トレンド②】Secure CommsOS™とオンプレで動く「Rocket.Chat AI」とは?

Secure CommsOS™とオンプレで動く「Rocket.Chat AI」とは?

【トレンドSecure CommsOS™とオンプレで動く「Rocket.Chat AI」とは、2026年のビジネスチャット市場において注目を集める新しい概念と技術です。従来のビジネスチャットは単なるテキストコミュニケーションのツールでしたが、現在では業務の中核を担うプラットフォームへと進化しています。ここでは、この新しいトレンドの詳細についてわかりやすく解説します。

CommsOSとは?メッセージング・音声・動画・AIを統合する新カテゴリ

CommsOSとは、メッセージング・音声・動画・AIを統合する新カテゴリのプラットフォームを指します。これまでのビジネスチャットはテキストのやり取りが中心でしたが、CommsOSはコミュニケーションに必要なあらゆる機能を一つのシステム上でシームレスに連携できます。複数のツールを使い分ける手間が省けるだけでなく、すべてのやり取りを一元的に管理および記録できるため、業務効率が飛躍的に向上します。

この統合プラットフォームでは、各機能がどのように連携できるのかを以下の表にまとめました。

機能カテゴリ CommsOSにおける役割と連携
メッセージング テキストベースの非同期コミュニケーションの基盤として機能し、他のすべての機能と連動できます。
音声通話 チャット画面からワンクリックで通話を開始でき、会話内容をテキスト化してチャットに記録できます。
動画会議 外部ツールを起動することなく、セキュアな環境内で高品質な動画会議を実施できます。
AI(人工知能) 過去のチャット履歴から必要な情報を抽出したり、会議の議事録を自動生成したりできます。

このように、CommsOSは単なる連絡手段の枠を超え、組織のコラボレーションを促進する統合オペレーティングシステムとして機能します。総務省が推進する多様な働き方の実現においても、こうした統合型ツールの活用が重要視されています。詳細なセキュリティ対策や導入の考え方については、総務省のテレワークセキュリティガイドラインから確認できます。

機密情報を外に出さない「オンプレAI」という現実解

機密情報を外に出さない「オンプレAI」という現実解は、セキュリティを最優先する企業にとって2026年の重要な選択肢となっています。クラウド型のAIサービスは非常に便利ですが、社内の機密データや顧客情報を外部のサーバーに送信する必要があるため、情報漏洩のリスクを完全に排除することは困難です。

これに対して、自社ネットワーク内(オンプレミス環境)で稼働する「Rocket.Chat AI」のようなオンプレAIであれば、データが外部のクラウド環境に送信されることがないため、機密情報を安全に保ちながら最新のAI技術を活用できます。特に、金融機関や医療機関、製造業の設計部門など、厳格なデータ管理が求められる組織において、このアプローチは非常に有効です。

オンプレAIを導入することで、従業員は社内の規定に違反する心配なく、日常業務のなかでAIによる要約や翻訳、情報検索などの強力なサポート機能を利用できます。また、AIの学習データとして自社の固有情報を安全に活用できるため、より自社の業務に特化した精度の高い回答を得ることも期待できます。セキュリティと利便性を両立させる手段として、オンプレ環境で動作するAI機能は、これからのビジネスチャット選定において欠かせない要件となっていくと考えられます。

【トレンド③】「データ主権」回帰と閉域網ニーズの拡大

【トレンド③】「データ主権」回帰と閉域網ニーズの拡大

2026年のビジネスチャットにおける大きな変化として、「データ主権」回帰と閉域網ニーズの拡大が挙げられます。データ主権とは、企業や組織が自らのデータを法的に管理し、他国や外部サービスの規約に縛られずに運用する権利のことです。クラウドサービスが普及する一方で、自社の機密データを外部環境に置くことのリスクを再評価し、自社管理のネットワーク内にデータを留める動きが加速しているのが現在の状況です。

法規制強化とSaaS事故が後押しする閉域網回帰

法規制強化とSaaS事故が後押しする閉域網回帰の背景には、国内外での情報管理に関するルールの厳格化があります。近年、外部のクラウドサービスにおける大規模な障害や情報漏えい事故が報告されており、企業は自社のデータを安全に保護する責任を強く求められています。総務省の令和5年版情報通信白書からもわかるように、企業における通信ネットワークの安全性確保は経営上の重要課題となっています。

このような状況下において、インターネットから隔離された安全な通信環境である閉域網を利用することで、外部からのサイバー攻撃や情報漏えいのリスクを大幅に低減できます。特に、金融機関や医療機関、製造業など、機密性の高い情報を扱う業界において、自社の管理下でビジネスチャットを運用できる閉域網への回帰が顕著になっています。

閉域網とVPN・専用線の違いをおさらいする

閉域網とVPN・専用線の違いをおさらいするために、それぞれのネットワーク方式の特徴を比較します。ビジネスチャットを安全に運用するためには、自社の要件に合った通信環境を選択することが重要です。

ネットワーク方式 特徴 セキュリティレベル コスト
閉域網 インターネットから完全に分離された通信事業者の独自ネットワークを利用できます。 非常に高い 中〜高
VPN(仮想閉域網) インターネット上に仮想的なトンネルを構築し、暗号化して通信できます。 中〜高 低〜中
専用線 拠点間を物理的な専用ケーブルで直接接続し、他者の影響を受けずに通信できます。 極めて高い 非常に高

インターネットを利用するVPNはコストを抑えやすい反面、インターネット回線の混雑状況に影響を受けやすく、設定の不備による脆弱性のリスクが伴います。一方、専用線は極めて高い安全性を確保できますが、導入および運用コストが非常に高額になります。そのため、高いセキュリティを保ちながらも現実的なコストで運用できる閉域網が、多くの企業にとって最適な選択肢となっているのが理由です。閉域網を活用することで、安全かつ安定した環境でビジネスチャットのシステムを構築できます。

2026年、ビジネスチャット選定で見るべき3つの視点

2026年、ビジネスチャット選定で見るべき3つの視点

2026年、ビジネスチャット選定で見るべき3つの視点について解説します。ビジネスチャットが単なるコミュニケーションツールから経営インフラへと進化する中で、企業がシステムを選定する基準も大きく変化しています。これからの時代において、企業が安全かつ効率的に業務を進めるためには、セキュリティ、データ管理、そして最新技術への対応という多角的な評価が欠かせません。

①セキュリティの透明性

セキュリティの透明性は、2026年のシステム選定において最も重要な要素の一つです。近年、ソフトウェアのサプライチェーンを狙ったサイバー攻撃が増加傾向にあり、システム内部の構成要素を正確に把握することが求められています。米国ではNTIA(米国商務省 電気通信情報局)がソフトウェア部品表(SBOM)の普及を推進しており、日本国内でも独立行政法人情報処理推進機構(IPA)のガイドラインからソフトウェアの透明性に関する最新の要件を確認できます。

セキュリティの透明性が高いシステムを採用することで、万が一脆弱性が発見された場合でも迅速に影響範囲を特定し、適切なパッチ適用や対策を実行できます。特にオープンソースソフトウェアを基盤とするシステムは、世界中の専門家から継続的な監査を受けるため、ブラックボックス化を防ぎやすいという利点があります。

②データの管理主体

データの管理主体を自社でコントロールできるかどうかも、極めて重要な視点です。クラウドサービスが普及する一方で、機密情報や個人情報を含むやり取りを外部のサーバーに依存することへのリスクが再認識されています。企業は、データがどこに保存され、誰がアクセスできるのかを明確に把握しなければなりません。

データの管理主体を自社に置くことで、各国の法規制や業界独自の厳格なコンプライアンス要件に柔軟に対応できます。情報漏洩リスクを最小限に抑えるためには、パブリッククラウドだけでなく、オンプレミスや閉域網での運用を選択肢に含めることが推奨されます。

③AI時代の拡張性

③AI時代の拡張性は、将来の業務効率化を左右する決定的な要因です。2026年には、AI(人工知能)を活用した要約機能や翻訳、業務自動化がビジネスチャットの標準的な要件になると予測されています。しかし、外部のAIサービスに機密データを送信することは、新たなセキュリティリスクを生む可能性があります。

拡張性に優れたシステムを選ぶことで、社内の機密データを外部に出すことなく、安全な環境下で高度なAI機能を利用できます。また、既存の社内システムや外部アプリケーションとシームレスに連携し、業務フロー全体を最適化することが可能です。

選定基準の比較表

これら3つの視点に基づいて、ビジネスチャットの選定基準を整理すると以下のようになります。

選定の視点 従来の基準(〜2024年) これからの基準(2026年〜)
セキュリティの透明性 提供元企業への全面的な信頼 ソフトウェア構成の可視化と第三者監査の有無
データの管理主体 クラウドベンダーへの委託 自社でのデータ主権確保と保存場所の選択権
AI時代の拡張性 チャットボットによる単純な自動応答 機密性を保ったまま高度なAI処理を統合できる環境

これらの視点を総合的に評価することで、将来の環境変化に耐えうる強固なコミュニケーション基盤を構築できます。次世代のビジネスチャットは、利便性だけでなく、企業のガバナンスを支える中核として機能することが求められています。

三和コムテックの「Rocket.Chat」が選ばれる理由

三和コムテックの「Rocket.Chat」が選ばれる理由

三和コムテックの「Rocket.Chat」が選ばれる理由について、具体的な強みとともにお伝えします。ビジネスチャットを経営インフラとして定着させるためには、システムの信頼性と導入後のサポート体制が欠かせません。三和コムテック株式会社が提供するサービスは、高いセキュリティ要件を求める企業から高く評価されています。

国内随一のオンプレ/閉域網導入実績

国内随一のオンプレ/閉域網導入実績を持つことが、多くの企業から信頼される大きな要因です。近年はデータ主権の観点から、自社専用のネットワーク環境でビジネスチャットを運用したいというニーズが高まっています。三和コムテック株式会社は、官公庁や金融機関など、機密性の高いデータを扱う組織への導入を多数支援してきました。外部のインターネットから完全に切り離された環境でも安全に運用できる環境を構築できます。

業務に直結する拡張機能を標準搭載

業務に直結する拡張機能を標準搭載している点も、導入企業にとって大きなメリットとなっています。単なるメッセージのやり取りにとどまらず、既存の業務システムと連携することで、業務効率を大幅に向上させることができます。以下の表は、標準で利用できる主な機能と連携の例をまとめたものです。

機能カテゴリ 詳細と活用例
システム連携 社内のファイルサーバーや社内ポータルサイトと連携し、チャット画面から直接情報を検索・共有できます。
ユーザー管理 既存のディレクトリサービスと連携し、社内の人事情報を用いて一元的にアカウントを管理できます。
セキュリティ 端末ごとのアクセス制御や、一意の識別子を用いた多要素認証を適用できます。

これらの機能を活用することで、日々の業務フローを変えることなくスムーズに新しいコミュニケーション基盤を定着させることができます。

日本語サポートと継続的な機能アップデート

日本語サポートと継続的な機能アップデートが充実していることも、長期的な運用において安心できるポイントです。海外製のオープンソースソフトウェアを自社単独で運用する場合、トラブル時の対応や最新バージョンへのアップデートが課題となることが少なくありません。三和コムテック株式会社のサポート体制を活用することで、専門的な知識がなくても常に最新かつ安全な状態でシステムを維持できます。また、日本のビジネス習慣に合わせた丁寧な技術支援を日本語で受けられるため、導入担当者の負担を大幅に軽減できます。

よくある質問(FAQ)

Rocket.Chatに脆弱性が見つかったというのは本当に大丈夫なのですか?

Rocket.Chatに脆弱性が見つかったというのは本当に大丈夫なのですかという疑問を持たれるかもしれませんが、結論から申し上げますと安全に利用できます。世界的なセキュリティカンファレンスで取り上げられることは、世界トップクラスの研究者から監査対象として選ばれるほど注目度が高いシステムであることの証明と言えるからです。脆弱性が発見された後も、開発元から迅速に修正パッチが提供されており、オープンソースの特性を活かした透明性の高い対応を確認できます。

Secure CommsOS™とは何ですか?

Secure CommsOS™とは何ですかというご質問について説明いたします。Secure CommsOS™は、単なるテキストメッセージのやり取りを超えて、音声通話、ビデオ会議、AI(人工知能)などの多様なコミュニケーション手段を安全な環境で統合管理できる新しいプラットフォームの概念です。企業が保有する機密情報を外部のクラウドサービスに渡すことなく、自社の管理下で安全に各種機能を利用できます。

Rocket.Chat AIはクラウドのAIサービスと何が違いますか?

Rocket.Chat AIはクラウドのAIサービスと何が違いますかという疑問にお答えします。最大の違いは、自社のサーバーや閉域網内でAI(人工知能)を動かすことができる点です。一般的なクラウド型のAIサービスでは、入力したデータが外部のサーバーに送信されるため、機密情報の漏えいリスクが懸念されます。一方で、Rocket.Chat AIはオンプレミス環境で動作するため、外部のインターネットにデータを一切出さずに高度な業務効率化を実現できます

比較項目 Rocket.Chat AI(オンプレミス環境) 一般的なクラウドAIサービス
データの保存場所 自社ネットワーク内 外部のクラウドサーバー
情報漏えいリスク 極めて低い サービス提供者の設定や規約に依存する
機能の拡張性 自社のセキュリティ要件に合わせて柔軟にカスタマイズできます

機提供される機能の範囲内に限られます

閉域網でビジネスチャットを使うメリットは何ですか?

閉域網でビジネスチャットを使うメリットは何ですかという点について解説いたします。閉域網を利用することで、インターネットを経由しない安全な通信経路を確保できます。近年、サイバー攻撃の手口が巧妙化しており、内閣サイバーセキュリティセンターから発表されているガイドラインなどでも、機密性の高い情報を扱う際のネットワーク分離の重要性が指摘されています。閉域網を活用することで、外部からの不正アクセスを論理的に遮断できるため、極めて安全な情報共有環境を構築できます

まとめ

2026年のビジネスチャットは、単なる連絡ツールから企業の経営インフラへと進化しています。今後のツール選定においては、セキュリティの透明性、データを自社で管理するデータ主権の確保、そして安全なAI活用の3点が重要な基準となります。

Rocket.Chatは、オープンソース特有の透明性により脆弱性へ迅速に対応するだけでなく、オンプレミス環境で機密情報を守りながらAIを活用できる強力なプラットフォームです。国内での導入実績が豊富な三和コムテックのサポートを活用することで、安全で拡張性の高い次世代のコミュニケーション基盤を構築することが可能です。


この記事の執筆・監修者
島村 奉明
三和コムテック株式会社
Rocket.Chatプロダクトマネージャー
PCハードメーカーの企画営業としてエンタープライズ企業を担当、2023年三和コムテックに入社。
新規ソリューションの営業・企画面にて参画。中小企業から年商1,000億円以上の企業まで幅広く対応。
PCIDSS保持に関するセキュリティソリューションの導入を支援。脆弱性診断系を専門分野とする。
近年は、金融機関、カード会社、流通事業者へのセキュリティコミュニケーションツールとしてオンプレミスチャットの導入を推進。Security情報の啓蒙活動に従事し、お客様イベントにて講演多数。

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