オンプレミス型ビジネスチャットのメリットとは?
日本企業が導入すべき理由を解説

 2025.11.28  島村 奉明

近年、日本企業ではリモートワークの普及に伴い、安全性の高い社内コミュニケーション基盤として「オンプレミス型ビジネスチャット」が注目されています。特に、国内企業では情報管理やコンプライアンスが重視されることから、クラウド型ではなく自社サーバーで運用できるオンプレミス型チャットツールの導入が増えています。

この記事で分かること

  • オンプレミス型ビジネスチャットを導入することで得られる主なメリット
  • 日本企業におけるオンプレミス型の有効性(セキュリティ・コスト・カスタマイズ性など)
  • 社内コミュニケーション活性化や業務効率化につながる具体的な効果
  • クラウド型との比較におけるオンプレミス型の優位性

この記事を読むことで、自社に最適なビジネスチャット環境を選ぶ際に押さえるべきポイントや、
オンプレミス型が日本企業の情報管理・業務効率化にどのように貢献するのかが明確になります。

オンプレミス型ビジネスチャットとは?

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オンプレミス型ビジネスチャットとは、企業が自社内に設置したサーバー上で運用するチャットシステムのことです。クラウドサービスのように外部のデータセンターに情報を預けるのではなく、自社ネットワーク内でデータを管理できる点が大きな特徴です。この仕組みにより、データの保存場所・アクセス権限・セキュリティ設定をすべて自社でコントロールできるため、機密情報を扱う企業や厳しいコンプライアンス要件を持つ国内企業から高い評価を受けています。

オンプレミス型ビジネスチャットの主な特徴は以下の通りです。

  • データがすべて社内に保存されるため高いセキュリティ性を確保
  • ネットワーク、機能、運用方法を自由にカスタマイズ可能
  • 既存システムと深く統合でき、企業独自のワークフローに対応しやすい

 こうした特性から、金融機関、メーカー、医療・公共機関など、情報管理が特に重視される業種で導入が進んでいます。

オンプレミス型とクラウド型の違い

  • クラウド型ビジネスチャットの特徴
  • 外部ベンダーのサーバーを利用する
  • インターネット接続が前提
  • 初期費用が低く、導入が容易
  • 最新機能を自動的に利用できる
  • データが外部に保存されるため、情報管理に注意が必要

オンプレミス型ビジネスチャットの特徴

  • 自社サーバーで運用

  • 社内ネットワーク内で完結、データを自社内で完全管理できる

  • カスタマイズ性が高く、独自機能の追加も容易

  • 初期投資は必要だが、長期的にはコストメリットが出る場合も

クラウド型は手軽さが強みである一方、オンプレミス型は安全性・柔軟性・統合性が強みです。
特に日本企業では、機密情報管理や既存社内システムとの連携ニーズが高く、オンプレミス型の優位性が際立ちます。

日本企業でオンプレミスが選ばれる背景

日本企業がオンプレミス型ビジネスチャットを選択する背景には、いくつかの明確な理由があります。

  1. 情報漏洩への高い警戒感
    国内企業では、個人情報保護法や業界ごとのコンプライアンス要件が厳しく、
    「データを外部に預けたくない」というニーズが強くあります。
    そのため、データを自社内に保持できるオンプレミス型が信頼されやすい傾向にあります。

  2. 国内独自の業務フローに合わせたいニーズ
    日本企業は独自のワークフローが多く、クラウド型ツールでは対応しきれない場合があります。
    オンプレミスなら、

    ・既存システムとの統合
    ・権限設定の細分化

    などのカスタマイズが容易です。

  3. 中長期的なコスト削減
    初期費用はかかるものの、クラウド型のように毎月の利用料が発生しないため、
    長期的にはオンプレミスのほうがコスト効率が良いケースも多く見られます。

オンプレミス型ビジネスチャットは、高セキュリティ・高カスタマイズ性・長期コストメリットといった点から、特に日本企業のニーズにマッチした選択肢といえます。 

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オンプレミス型ビジネスチャットのメリット

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オンプレミス型ビジネスチャットの最大の魅力は、情報漏洩リスクを大幅に低減できる高いセキュリティ性です。日本企業の多くが求める「データの国内保管」「自社内運用」を実現できます。

セキュリティを強化できる

オンプレミス型ビジネスチャットの最大の魅力は、情報漏洩リスクを大幅に低減できる高いセキュリティ性です。日本企業の多くが求める「データの国内保管」「自社内運用」を実現できます。

  • データを完全に自社管理
    機密情報・個人情報などのデータを外部クラウドに保存せず、社内サーバーで管理できます。
    これにより、外部攻撃・外部委託による漏洩リスクを最小限化します。
  • 柔軟なアクセス制御
    部署・役職ごとに権限設定ができるため、内部不正防止にも効果的。
    国内企業の「権限管理」「ログ監査」の要件にも対応しやすい点が強みです。
  • 監査ログの一元管理
    すべての通信ログを自社で保持でき、コンプライアンス遵守や内部監査もスムーズ。
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自社に合わせて高いカスタマイズが可能

オンプレミス型の大きなメリットは、国内企業特有の業務フローにも柔軟に対応できるカスタマイズ性です。

  • 独自機能の追加が容易
    既存の社内ルールやワークフローに合わせた機能開発が可能。
    他社との差別化や業務最適化がしやすくなります。
  • 不要な機能は削除してシンプルに
    使わない機能を削除し、従業員が操作しやすいUIへ。
    日本企業の従業員にも直感的でストレスの少ない利用環境を提供できます。
  • 社内システムとの統合
    SFA・CRM・プロジェクト管理ツールなど、既存の社内システムとの連携が容易。
    情報の一元管理により、業務効率が大幅に向上します。

業務効率の向上

オンプレミスビジネスチャットは、単なる連絡ツールではなく業務のスピードと精度を高める社内インフラとして機能します。

  • 低遅延のリアルタイムコミュニケーション
    社内ネットワーク上で動作するため、レスポンスが速く、意思決定が迅速に。
  • 過去ログ・テーマ別チャットで情報共有が効率化
    プロジェクトごとにチャットルームを分けることで、「どこに情報があったかわからない」という課題を解消できます。
  • 業務の可視化
    チャット履歴から進捗状況やタスクの把握が容易になり、プロジェクト管理の精度も向上します。

長期的にはコスト削減も可能

オンプレミスは「初期費用が高い」というイメージがありますが、長期運用ではコストメリットを享受できるケースが多いです。

  • ランニングコストを抑えられる
    クラウド型は月額費用が継続的に発生しますが、オンプレミス型なら初期導入後のコストが抑えられる場合があります。
  • 自社内での運用でサポートコストを軽減
    外部サポートの必要が少なく、社内で完結できるため、結果的に運用費の削減につながります。

社内コミュニケーションの活性化

ビジネスチャットは、単なる情報伝達ツールではなく、社内文化やコミュニケーションの質向上にも貢献します。

  • カジュアルなやりとりで情報共有がスムーズに
    メールのような堅苦しさがなく、社内の相談・共有が手軽に行えます。
  • チームワークが向上
    リアルタイムでの相談が増え、部署横断での連携が加速します。
  • 企業文化の醸成にも寄与
    オンプレミス型の閉じた安全な環境だからこそ、社内の価値観共有やナレッジ蓄積が自然と進みます。

まとめ:日本企業にこそオンプレミス型チャットが最適

オンプレミス型ビジネスチャットは、

  • 高いセキュリティ
  • 自社に合わせたカスタマイズ性
  • 既存システムとの柔軟な統合
  • 長期的なコストメリット
  • 社内コミュニケーションの活性化

といった、日本企業のニーズに適したメリットがあります。

「安全で最適化された社内コミュニケーション基盤を構築したい」と考えている企業様は、ぜひオンプレミス型ビジネスチャットを選択肢に加えてみてください。自社に最適なチャット環境を整えることで、
業務効率・情報管理・社内文化のすべてを向上させることができます。

その中でも、オンプレミス環境で高い評価を得ているのが Rocket.Chat(ロケットチャット) です。Rocket.Chat は、完全オンプレミス対応・高いセキュリティ性・豊富なカスタマイズ性 を兼ね備えた、国内外の企業・公共機関でも導入が進むビジネスチャットプラットフォームです。
オンプレミス型チャットのメリットを最大限に活かしたい企業様には、Rocket.Chat が非常に適した選択肢となります。自社に最適化された安全で使いやすいコミュニケーション基盤を構築し、業務効率・情報セキュリティ・社内連携をさらに向上させていきましょう。

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この記事の執筆・監修者
島村 奉明
三和コムテック株式会社
Rocket.Chatプロダクトマネージャー
PCハードメーカーの企画営業としてエンタープライズ企業を担当、2023年三和コムテックに入社。
新規ソリューションの営業・企画面にて参画。中小企業から年商1,000億円以上の企業まで幅広く対応。
PCIDSS保持に関するセキュリティソリューションの導入を支援。脆弱性診断系を専門分野とする。
近年は、金融機関、カード会社、流通事業者へのセキュリティコミュニケーションツールとしてオンプレミスチャットの導入を推進。Security情報の啓蒙活動に従事し、お客様イベントにて講演多数。
2児の父。趣味は週末に家族でワイワイお出かけすることでリフレッシュしています!

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