Rocket.ChatとENOKIを連携しよう

本記事は『Rocket.Chat』と株式会社エノキ様(2021年10月1日にアイフォーカス・ネットワーク株式会社より社名変更)が提供している会話プラットフォーム『ENOKI』との連携方法のご紹介となります。
『ENOKI』と連携することで簡単なQA対応を自動化することができ、応答の迅速化、工数削減、などが期待できます。

本記事による連携設定にて以下の利用が可能となります。

Rocket.Chatワークスペース内でのENOKIとの対話

ENOKIとは

ENOKIは、CSVファイルによるデータ連携などにより既存のFAQデータを活用することで短期間での運用開始を可能とした、企業向けの会話プラットフォームを提供しています。
顧客との会話によるコミュニケーションのデジタル化に貢献するAIチャットボットとして、状況に応じて最適なパフォーマンスを得るために複数のAIエンジンから構成されたハイブリットなAIエンジンを持ち、またENOKI独自のデータ構造によりシナリオの作成も不要となっています。

ENOKIの詳細はこちら

新しい着信Webhookを作成する

管理者用パネルを開きます。
パネル左側にある一覧から、「サービス連携」をクリックします。
表示されたWebhook一覧画面の右上にある「＋New」ボタンをクリックします。
左上のタブから「Outgoing」を選択し、表示される項目を以下のように設定していきます。

イベントトリガーは『メッセージが送信されました』を選択します。
着信Webhookの設定を有効にするため有効のトグルボタンをオンにします。

Rocket.ChatとENOKIを連携しよう 1

名前では作成中の着信Webhookに任意の名前を設定します。
チャンネルではENOKIと対話を行うRocket.Chatワークスペース上のチャンネルを設定します。
チャンネル名の前に"#"をつける必要があります。

Rocket.ChatとENOKIを連携しよう 2

URLsには連携先となるENOKIが提供しているAPIエンドポイントを設定します。
投稿ユーザーにはRocket.Chatワークスぺ―ス上に存在する任意のユーザー名を設定します。

スクリプトを有効にするのトグルボタンをオンにします。
Scriptに以下のコードを設定します。

class Script {
　prepare_outgoing_request({ request }) {
　　if (request.data.text == 'はい') {
　　　request.data.text= '@@yes';
　　} else if (request.data.text == 'いいえ') {
　　　request.data.text= '@@no';
　　} else if (request.data.text == '別の質問') {
　　　request.data.text = 'reset';
　　} else {
　　}
　　paramtext = encodeURIComponent(request.data.text);
　　//botによる投稿を除外
　　if (request.data.bot) {
　　　return { };
　　} else {
　　　//ENOKIへパラメータを送信
　　　return {
　　　　url: request.url + '?cuid=' + request.data.user_id + '&text=..' + paramtext + '&version=16'
　　　};
　　}
　}
　//ENOKIからのレスポンスに対する処理
　process_outgoing_response({ request, response }) {
　　let content = {};
　　let textItem = "";
　　let title = response.content.tts.ttsItem;
　　let enter_msg = "";
　　//メッセージの抽出
　　for (const elem of title) {
　　　for (const elem2 of elem["text"]) {
　　　　if (elem2.includes("{")) {
　　　　　const enter_msg2 = JSON.parse(elem2);
　　　　　enter_msg = enter_msg2.button;
　　　　} else if (elem2.includes("<")) {
　　　　} else {
　　　　　textItem = textItem + elem2 +"\n";
　　　　}
　　　}
　　}
　　content.text = textItem;
　　let btn = response.content.recommends.hint;
　　let counter = 0;
　　let b_counter = 0;
　　if (enter_msg.length > 0) {
　　　content.attachments = [ {"title": "選択肢", "actions": [ {"type": "button", "text" : "text", "msg" : "text", "msg_in_chat_window" : true} ] } ];
　　　for (const enter_btn of enter_msg) {
　　　　content.attachments[0].actions[b_counter] = {"type": "button", "text" : enter_btn["label"], "msg" : enter_btn["label"], "msg_in_chat_window" : true };
　　　　b_counter += 1;
　　　}
　　} else {
　　}
　　//回答に選択肢を含む場合の処理
　　if (btn.length > 0) {
　　　content.attachments = [ {"title": "選択肢", "actions": [ {"type": "button", "text" : "text", "msg" : "text", "msg_in_chat_window" : true} ] } ];
　　　for (const name of btn) {
　　　　content.attachments[0].actions[counter] = {"type": "button", "text" : name["title"], "msg" : name["title"], "msg_in_chat_window" : true };
　　　　counter += 1;
　　　}
　　} else {
　　　if (textItem.includes("問題は解決しましたか？")) {
　　　　　content.attachments = [ {"title": "フィードバック", "actions": [ {"type": "button", "text" : "はい", "msg" : "はい", "msg_in_chat_window" : true} ,{"type": "button", "text" : "いいえ", "msg" : "いいえ", "msg_in_chat_window" : true} ,{"type": "button", "text" : "別の質問", "msg" : "別の質問", "msg_in_chat_window" : true} ] } ];
　　　} else {
　　　}
　　}
　　return {
　　　content: content
　　};
　}
}

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