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Cloud Security Posture Management(CSPM)は、クラウドセキュリティ動態管理ともいわれ、クラウド環境におけるセキュリティポリシーと設定を評価し改善するためのプロセスやツールのことを指します。CSPMは、クラウドプロバイダーが提供するインフラストラクチャやサービス(例:Amazon Web Services、Microsoft Azure、Google Cloud Platformなど)を使用する組織にとって重要なセキュリティ対策です。
CSPMの主な機能や目的は以下の通りです。
- セキュリティポリシーの評価
組織のクラウド環境におけるセキュリティポリシーを評価し、ベストプラクティスやコンプライアンスに準拠しているかどうかを確認します。これには、アクセス制御、暗号化、ネットワークセキュリティ、アイデンティティ管理などのポリシーが含まれます。
- セキュリティ設定の監視
クラウド環境のセキュリティ設定を監視し、潜在的なセキュリティリスクや脆弱性を特定します。これには、公開されたストレージバケット、アクセス許可の誤構成、未使用の暗号化、セキュリティグループの設定などが含まれます。
- セキュリティ設定の自動修正
自動化されたリモートリフレッシュやポリシーの再設定などの手段を使用して、クラウド環境のセキュリティ設定を自動的に修正することができます。これにより、セキュリティのコンプライアンスが向上し、潜在的なセキュリティリスクが軽減されます。
- リアルタイムのアラートと通知
異常なアクティビティやポリシー違反などのセキュリティイベントをリアルタイムで検出し、管理者にアラートや通知を送信します。これにより、セキュリティインシデントに対する迅速な対応が可能になります。
CSPMは、クラウド環境におけるセキュリティの可視性を向上させ、リスクの管理とコンプライアンスの強化に貢献します。組織は、CSPMツールを導入して、クラウド環境のセキュリティポストチャーを管理し、セキュリティの強化とリスクの軽減を実現することが重要です。