SBOM(Software Bill of Materials)の特徴と必要性

 2024.01.05  三和コムテック

SBOMって何?

SBOM(Software Bill of Materials)とは、ソフトウェアプロジェクトの構成要素の可視化・透明性をもたらす文書です。これは、ソフトウェアのコンポーネントやその依存関係を一覧化し、理解しやすくするためのものです。

SBOMの特徴

SBOMにはいくつかの重要な特徴があります:

  • ソフトウェアの構成要素の明確なリスト
  • コンポーネント間の依存関係の可視化
  • バージョニングと更新の追跡
  • セキュリティ脆弱性の特定

SBOMの重要性

SBOMは、ソフトウェアプロジェクトの透明性を高め、セキュリティの向上に寄与します。特に以下の点で重要です:

  • セキュリティ脆弱性の早期発見と修正
  • コンプライアンスの確保
  • サプライチェーンのトラストの確立

SBOMの作成

SBOMを作成するためには、プロジェクトに使用されている各ソフトウェアコンポーネントとそのバージョンを文書にまとめます。以下は、HTMLでの基本的なSBOMの作成例です:

<html>
    <head>
        <title>My Software Project</title>
    </head>
    <body>
        <h1>Software Components</h1>
        <ul>
            <li>Component A v1.0</li>
            <li>Component B v2.5</li>
            <li>Component C v3.2</li>
        </ul>
    </body>
</html>

SBOMはツールで出力できるものや規格なども存在します。その辺りはまた別の機会にご説明できればと思います。

まとめ

SBOMはソフトウェア開発プロセスの重要な側面であり、透明性とセキュリティの向上に寄与します。プロジェクトにおいてSBOMを活用することで、信頼性の高いソフトウェアの開発が可能となります。

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