Cisco Adaptive Security Appliance に脆弱性

 2018.02.16  三和コムテック

Cisco の Adaptive Security Appliance のSSL VPN 機能に脆弱性があり、許可されていないリモートのユーザが対象のシステムをリロードしたり、遠隔でコードを実行することが出来る可能性があります。
この脆弱性は Cisco ASA 機器で webvpn 機能が有効になっているときにメモリのある区域を二重に開放しようとすることによります。対象のシステム上にある webvpn の設定がされているインターフェースに細工した XML パケットを送ることでこの脆弱性を悪用することができます。
この脆弱性は Cisco ASA ソフトウェアのうち、以下のCisco 製品を稼動させているものが対象です;

3000 Series Industrial Security Appliance (ISA)
ASA 5500 Series Adaptive Security Appliances
ASA 5500-X Series Next-Generation Firewalls
ASA Services Module for Cisco Catalyst 6500 Series Switches and Cisco 7600 Series Routers
ASA 1000V Cloud Firewall
Adaptive Security Virtual Appliance (ASAv)
Firepower 2100 Series Security Appliance
Firepower 4110 Security Appliance
Firepower 9300 ASA Security Module
Firepower Threat Defense Software (FTD)

Cisco の公表しているバグのIDは CSCvg35618です。

この脆弱性を悪用したと思われるDoS攻撃が確認されているとの事ですので、早急な処置が望まれます。

https://www.ipa.go.jp/security/ciadr/vul/20180213-cisco.html
https://cve.mitre.org/cgi-bin/cvename.cgi?name=CVE-2018-0101

SCT Security Solution Book

RECENT POST「セキュリティ」の最新記事


情報漏えいの対策とは?発生原因から事例・対策までを紹介
セキュリティ

情報漏えいの対策とは?発生原因から事例・対策までを紹介

脆弱性診断ツールとは?どういった種類があるのか比較しながら紹介
セキュリティ

脆弱性診断ツールとは?どういった種類があるのか比較しながら紹介

SBOMとは?導入手順や管理ツールの選び方を分かりやすく解説
セキュリティ

SBOMとは?導入手順や管理ツールの選び方を分かりやすく解説

ランサムウェア攻撃被害からわかる、共通の攻撃起点とは?
セキュリティ

ランサムウェア攻撃被害からわかる、共通の攻撃起点とは?

Cisco Adaptive Security Appliance に脆弱性
ブログ無料購読のご案内

おすすめ資料

PAGETOP