セキュリティ用語集

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セキュリティ・バイ・デザイン

セキュリティ・バイ・デザイン(Security by Design)は、製品やシステムを設計段階からセキュアにするための原則やアプローチです。セキュリティ・バイ・デザインの主な目的は、セキュリティの強化とリスクの最小化です。つまり、セキュリティをあとから追加するのではなく、設計段階からセキュリティを組み込むことを意味します。

セキュリティ・バイ・デザインの主な特徴や原則は以下の通りです。

組み込みセキュリティ
セキュリティ・バイ・デザインは、製品やシステムの設計段階からセキュリティを考慮し、セキュリティ対策を組み込みます。これにより、後からセキュリティを追加する必要がなくなります。

デフォルトセキュア
セキュリティ・バイ・デザインでは、デフォルトの状態がセキュアであるように設計されます。ユーザーが何も設定しなくても、製品やシステムはセキュリティを提供します。

最小特権原則
セキュリティ・バイ・デザインでは、最小特権の原則が適用されます。つまり、ユーザーやシステムには必要最低限の権限しか与えられず、不必要な権限やアクセス権は削減されます。

レジリエンス
セキュリティ・バイ・デザインは、セキュリティ対策が攻撃やインシデントに対して耐性を持つように設計されます。これにより、システムが攻撃から回復し、サービスを維持できるようになります。

監視と評価
セキュリティ・バイ・デザインでは、システムや製品のセキュリティを定期的に監視し、評価するプロセスが組み込まれます。これにより、新たな脅威やリスクに対応するための迅速な対策が可能となります。

セキュリティ・バイ・デザインは、組織がセキュリティを重視し、製品やシステムのセキュリティを最初から強化するための重要な原則です。これにより、セキュリティの脆弱性やリスクを最小限に抑え、安全なサービスや製品を提供することが可能となります。

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