個人情報漏洩を経験した消費者は約2割

 2023.06.08  岡山 大

日本情報経済社会推進協会(JIPDEC)によって3月5日~6日に実施された「個人情報に関する意識調査」の調査結果から、20代から60代までの一般消費者の約2割が不正アクセスやマルウェアによる個人情報の漏洩を経験していることがわかりました。

不正アクセスによる個人情報の流出を経験したと答えた消費者は18.8%。
マルウェア感染による流出は17%で、盗難や紛失による個人情報の流出についても9.2%が経験済みと回答しました。

また、昨今の情報漏洩についてのニュースの影響か、企業などにおける個人情報の取り扱いが気になると答えた消費者は全体の71.8%にのぼり、68.7%が不安を感じています。
個人情報を提供する際に、プライバシーマークなどの個人情報保護関連の認証を確認する、と答えた消費者は26%。ISMSなどのセキュリティ認証についても24.3%の消費者が確認しているようです。

個人情報を入力するようなサイトではセキュリティ対策を行なっていることのアピールが、今後ますます重要度を帯びてきそうです。

SCT Security Solution Book

この記事の執筆・監修者
岡山 大
三和コムテック株式会社
セキュリティソリューションプロダクトマネージャー
OEMメーカーの海外営業として10年間勤務の後、2001年三和コムテックに入社。
新規事業(WEBセキュリティ ビジネス)のきっかけとなる、自動脆弱性診断サービスを立ち上げ(2004年)から一環して、営業・企画面にて参画。 2009年に他の3社と中心になり、たち上げたJCDSC(日本カードセキュリティ協議会 / 会員企業422社)にて運営委員(現在,運営委員長)として活動。PCIDSSや非保持に関するソリューションやベンダー、また関連の審査やコンサル、などの情報に明るく、要件に応じて、弊社コンサルティングサービスにも参加。2021年4月より、業界誌(月刊消費者信用)にてコラム「セキュリティ考現学」を寄稿中。

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