IBMiの開発言語『RPG3』から『RPG4』へ

 2015.12.14  三和コムテック

IBMiで幅広く利用されている開発言語『RPG3』。発表から既に20年以上も経過しているにも関わらず、未だに多くの開発者がこの言語を利用しています。
その理由はいくつか考えられます。

  • IBMiのコンパイラがまだサポートされている
  • 既存アプリの改修なので、そのまま利用している
  • 新しいバージョンのRPGにする必要性が無い

しかし、RPG4では、今までに出来なかったことが拡張サポートされており、開発者の利便性を向上させています。

  • 変数名の文字数拡張
  • 関数の利用
  • フリーフォーマットの利用

特に、RPG技術者の高齢化や人材不足などに対して、若い技術者の採用を行われる際に、一つのハードルとなっていた『固定形式の独自構文』という点については、フリーフォーマットの採用により、敷居が低くなっているかと思います。

日本では、RPG4よりRPG3の開発者人口の方が多いようですが、OSのコマンドを利用することで、簡単にRPG4のソースへコンバージョンを行うことが出来ます。
また、RPG4へコンバージョンすることで、フリーフォーマットのRPGも利用することが出来ます。

自社開発をされている企業や、ソフトウェア開発会社さんでも、注目されつつある『フリーフォーマット』RPG。お試しいただいてはいかがでしょう?

また、i-Learning社でもフリーフォーマットRPGのプログラマ向けに教育コースを設立されたようです。
http://www.ibm.com/partnerworld/partnertools/p.wss?cmd=ctt&ctt_track=10367934&country=JP&a=EC6ETLQUMJ

SCTでもRPG4(FFRPG)へのモダナイゼーション・ソリューションとして「ARCAD Observer」をご提供しています。ご興味のおありの方はぜひお問い合わせください。

IBM i SCTソリューションブック

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