海外事例|ミシガン州の消費者信用組合様、取引の後処理の事務作業にAutoMateを適用し、無人化

 2023.05.17  三和コムテック

Consumers Credit Union様
業種:消費者信用組合
設立:1951年
本社:ミシガン州カラマーズ
https://www.consumerscu.org

AutoMate導入前の問題・課題

1951年に設立された消費者信用組合のConsumers Credit Union様は、現在、10万人近くのメンバー会員を有し、ミシガン州を中心に業務を展開しています。2018年5月には総資産が10億ドルに達し、地域の信用組合としての重要性を一層増しつつあります。

同組合のビジネスの特徴は、高い顧客満足度を長年にわたって維持し続けていることです。

同組合では、日中に発生した大量の取引の後処理(事務処理)を夜間に行っています。これは、その日の取引を当日に処理するためです。その内容は、ローンの利息を計算したり、各種書類を作成したり、口座残高を確定させるといった業務ですが、処理の種類はサービスごとにさまざまあり、処理量自体が膨大であったので、夜間の作業は同組合のビジネスの主戦場とも言えるものでした。

従来はこの作業を手作業で行っていました。しかし、取引量がさらに増えるに従ってすべての処理を手作業で行うには限界があり、また事務処理のスタッフの負担も増大していました。

AutoMate導入の経緯

同組合では、この夜間の事務処理を効率化し、スタッフの負担を削減するために、AutoMateを採用しました。

そして手動で処理していた作業を、AutoMateの自動化のためのモジュールを使い、システムを開発しました。

最初に作成したのは、データの抽出やファイル転送、SQLデータベースから情報を引き出すSQLスクリプトなどの自動化です。

同組合の担当者は、「マウスを動かし、次に画面上のボタンをクリックします。そして、さらにポップアップウィンドウに応答してクリックし、次のステップに進みます。AutoMateは、その手順通りに自動化のモジュールを置いていくだけでシーケンスを作ることができ、最終的にロボットが完成してしまいます。こんなに簡単なユースケースはありません」と、感想を語っています。

これにより、処理の無人化と同時に、処理のスピードアップ、正確性の向上が大きく図られるようになりました。

AutoMateによて無人化されたプロセスは、運用スタッフが帰宅した後の午後10時にスタートします。そして、通常なら3〜5時間、月末は約8時間で処理を完了できるようになりました。

AutoMateの活用

AutoMateによる自動化の高い効果を確認した同組合では、ロボットの数を急速に増やし、現在、複雑なタスクを処理する数百のロボットを稼働させています。


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