セキュリティ用語集 | 三和コムテック

WannaCry(マルウェア、ランサムウェア)

作成者: 三和コムテック|2024.08.09

WannaCry(ワナクライ)は、Windowsを標的としたマルウェアで、ランサムウェアとワームの特徴を備えています。データの暗号化を行い、暗号化の解除と身代金と引き換えにする攻撃する「ランサムウェア」と、自動的に感染を拡大していく「ワーム」が合わさっています。

WannaCryは、EternalBlueと呼ばれるWindows SMBプロトコルに存在していた脆弱性(MS17-010 )を利用して、Windowsのファイル共有プロトコル(SMB)に侵入し、システム内のファイルを暗号化します。ワームにより感染が広がると、被害者に身代金の支払いを要求し、支払いが行われない場合、ファイルの復号鍵を提供しないと脅迫します。